2014年11月2日日曜日

いつもの「パターン」を変えるテクニーク

人にはそれぞれ「パターン」があります。

「反応の習慣」と言うこともできるでしょう。
 
人前に立つと緊張する
サッカーを観ると興奮する
実家に帰るとホッとする(逆に居心地悪くなる)
植物に触れると優しい気持ちになる
メールの返事が遅いとイライラする

パフォーマーの方なら・・・
新作に向きあうとワクワクする
稽古で出来ることが本番で出来なくなる
褒められると恐縮する
ダメ出しされると落ち込む(逆に燃える!)

などなど・・・

なかには
いつも同じパターンで落ち込む
いつも同じような刺激があると涙が止まらなくなる

同じ経験をしながら人によって全く異なる反応のパターンが起こることも珍しいことではありません。

わたしなどは
一日せがれの顔を見ないと寂しくなる
アルパチーノがジャックダニエルを飲むのを見ると自分も飲みたくなる
FMアレクサンダーの本を読み出すと必ず眠くなる(苦笑)
など・・・正直なところ数えたらキリがありません。

ちょっと異なるもののように思われるかもしれませんが
「歩き方」や「話し方」なども、「パターン」の一つと言えるでしょう。
「移動したい」「伝えたい」と言った刺激への「反応の習慣」なのではないでしょうか。

さて、これらのパターンですが
自分にとって望ましいものなら、もちろんそれはそのままでいいでしょう。
ちょっと気になってはいるけれど
早急に改善したいものでないなら「そのまま」ってものが殆どかもしれません。

しかし、これが
自分にとってとっても大切なことに関してだとしたらどうでしょう。
また、本当は嫌なのに何度も何度も同じことを繰り返していたとしたらどうでしょう。
自分の生計や信頼に関わることだとしたらどうでしょう。
自分の健康や命に関わることだとしたらどうでしょう。

ピアニストが演奏しようとすると指が動かなくなる
俳優が台詞を云うと声が枯れてしまう。
大切な仕事を前にそれとは関係のないことで頭が一杯になってしまう。
子どもに優しく接したいのに思わず怒鳴りつけてしまう。

これは一大事です。
そして、しかし、珍しいことではありません。

人は習慣の生きものと言われます。
特に意識することがなければ
習慣的に馴染みのある反応パターンを繰り返します。
それは実はその反応パターンを練習していることでもあります。
自分の深いところにそのパターンを摺り込んでいるのです。
自分ではそうしているつもりは無くても
それが望ましいことであれ望ましくないことであれ
何度も繰り返すことで「学習」しているのです。

もし、あなたにとって望ましくない習慣(反応パターン)があるのなら
アレクサンダーテクニークは
まずそのパターンを「抑制」するお手伝いをすることができます。
そして、新しい望ましいパターンへあなたを「新たに方向付け」するお手伝いをすることができます。

もちろんこのような効果のあるワークは他にもあるかもしれません。
ただ、アレクサンダーテクニークのユニークかつ強力なところは
人間の反応パターンを「全体性」・・・からだも心も、そして魂も・・・
という観点から「抑制」し「新たに方向付け」していきますので
その場限りの変化したような感じ・・・ではなく
無理なく、ゆっくりと、かつダイナミックに、そして確実に
テクニークを使う人の「全体」に変化をもたらしてくれるのです。

先の
「台詞を云うと声が枯れてしまう俳優」は
アレクサンダーテクニークの創始者FMアレクサンダーさんのことでもあり
実は、私自身のことでもありました。
アレクサンダーさんもわたしも、このテクニークのお陰で自分の声を取り戻すことができました。
そして、私は同時に声だけでなく
これまでどうしていいかわからなかった幾つかの望ましくない反応パターンも
声を取り戻す過程で、間接的に、とても無理なく消滅し
自分が望む「こうありたい」へ
新たな方向付けをする・・・自分自身を再教育することができました。

あなたには変えたい「習慣的な反応のパターン」はありますか?

「歩くとしばしば膝に異和感がでる」
「パソコンをやるとたいてい首が凝る」
「初対面の人だといつも緊張する」
「ゴルフのスイングで気になるクセがある」
「満員電車だとなぜか上手に立てない」
このようなよくあることがらでも構いません。

このフレーズがうまく歌えない(演奏できない)
この振付が苦手
この感情が表現しづらい
アーティスト独特の悩みにもお役に立てます。

アレクサンダーテクニークで
あなたの「パターン」を変えていきませんか?

「新しい望む自分」に変容するあなたを応援します

0 件のコメント:

コメントを投稿