2014年11月8日土曜日

「アレクサンダーテクニークは満月に学び始めると好い!?(^^)」

昨日、11月7日は立冬。
大安吉日。そして、満月でもありました。

以前、友人から「ダイエットをするなら満月に始めるといい」
なんて話を聞いたことがありました。
どんどん欠けて、削られていくお月様に
だんだん痩せていく体をなぞらえたんでしょうか。

アレクサンダーテクニークも満月に学び始める…
または、満月から再び使い出すと好いかもしれません。

このテクニークは不必要な習慣…
からだの動きや、考え方、刺激に対する反応…を
やめていくことに強力に機能します。
「やめたいことを<やめる>ために<する>テクニーク」
と言えるかもしれません。

人はやらなくていいことをとてつもなくたくさんしています。
それは習慣化され筋肉の緊張として恒常化されていることもあります。
それをしているがために
本当にやりたいこと、本当に能力を発揮したいところで
それを発揮することができないでいるのです。

やらなくていい習慣はとてつもなく根深く
時に私たちのアイデンティティにまでなっています。
もしかしたら、これらをやめていくときは
自分が自分でなくなっていく様な不安を感じる人もいるかもしれません。
わたし自身もプロ教師になる訓練中…古い根強い習慣を手放していく過程で
自分が存在できなくなっしまいそうな不安を幾度か体験しました。

しかし、お月様がいくら欠けていっても
お月様が無くなっているわけではないことを私たちは知っています。

わたしたちも不必要な習慣をやめることができます。
体重だけでなく、心身のうごきや働きをダイエットする
…すなわち洗練させていくことができるのです。
これらを手放したとしてもわたしたちはわたしたちで在り続けられます。
その上でわたしたちの無駄のないうごきは
楽で美しく真の力強さがそなわったものとなるでしょう。

欠けて欠け切ったお月様を私たちは新月と呼びます。
そう、それは「新しい月」なのです。
不必要な習慣を無くしていく過程で感じる不安は、実はチャンスなんです。
「新しい自分」に生まれ変わる…それがもう始まっているサインなのです。

わたしが訓練中に感じた存在の危機感は
同じ様にそれらを経験してきたアレクサンダー教師の先生方と
同じ様に新しい自分への探求をしている仲間のおかげで乗り切ることができました。

教室に集う方もあなたと同じようにみな真摯にご自身と向き合っている方ばかりです。
(でなかったら、アレクサンダーテクニークなんて学ぼうとは思わないでしょうw)
そして私も、みなさんの<変容>の過程に寄り添い
これをサポートできるアレクサンダーテクニーク教師であれたらと望みます。




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