金沢を訪れるのは4年ぶりでした。
2012年、美輪明宏さんの舞台『愛の讃歌〜エディット・ピアフ物語〜』で
役者として(最後に)訪れて以来でした。
ワークショップの前日に大宮から北陸新幹線はくたかに乗り
金沢に入りました。
まだ3時頃でしたので、久しぶりに兼六園を訪れました。
季節が良かったので園庭はとても楽しめました。
特に、「日本武尊(ヤマトタケル)」の銅像と
その向かいの「根上がり松」の対比が
とても興味深くて、かなり長く居りました。
闘う相手と向き合う「集中」の日本武尊(ヤマトタケル)

全方向へ…もちろん下へも…広がる「発散」の根上がり松

その間に立ち、両方を交互に見ながら
しばらくの間、自分の身体を使って遊んでいました。
実は、前日の金曜日に
役者さん向けのグループレッスンで
「集中」をもたらす身体の使い方についてお話をしたばかりでした。
そして、その対比としての考え方はあるのか
どのような考え方をすれば的確にパフォーマンスに役立てることができるか
生徒さんから新たな問いが投げかけられていたところでした。
日本武尊と根がり松のお陰で好いアイデアが浮かびました。
でも、
外国人観光客やお着物のお嬢さん方の中で
一人で不思議な「うごき」をしている私は
変な日本人のオジサンだったかもしれません。(笑)
+ + +
その後、金沢神社と尾山神社に参拝し
金沢にまた来れたことのお礼と、
翌日のワークショップの成功を祈願してまいりました。
夜は、(たしか)1996年、初めて金沢に行った時
(実はこの時も美輪明宏さんの同じ舞台作品でした)
先輩役者さんに連れてきてもらったおでん屋さんに行きました。
このお店には、金沢に行った際は必ず伺うのですが
ご無沙汰していたこの数年のうちに
『金沢おでん』がマスコミに取り上げられて
いくつかのお店は行列ができたりして
挙句に、煮えてない大根が出てきてしまう始末で
大変なことになっていたらしいです。
(全然知りませんでした)
それで、私がお世話になったお店は
行列を作らせずに、基本的に一見さんで
席が空いてない時はお断りしていたらしいんです。
でも、私が連絡もせずに一人でフラリと入ったら
4年ぶりなのに女将さんがありがたいことに顔を覚えてくださってて(感激!)
ほぼ満席の中に、一つだけ空いていた席があり、そこに座らせてもらい
ご無沙汰をお詫びしながら美味しいおでんを頂くことができました。
もちろん観光客が何も悪いことではないのですが
まずは馴染みの常連さんを大切にして
ちゃんと煮えてる美味しいおでんを食べて頂きたい
…とおっしゃる女将さんのお話を伺って
私もお教室という、小さな商売をしている者として
改めて自分の構えを考え直すいい機会でした。
まぁ、アレクサンダーテクニークが
金沢おでんみたいにブームになることが
あるかどうかは分かりませんが・・・(^_^)
何れにせよ、自分の構え・・・生き方と
身の丈・・・本当のサイズを大切にして
丁寧に今のビジネス(レッスンのご提供)をしていきたいと
あらためて思ったわけでございます。
+ + +
そんな想いも新たに
翌日は金沢から小松方面へ2駅の
野々市というところに参りワークショップを開催しました。
すべての参加者が、フィットネスやヨガなどをされていて
指導員でもある方ばかりでしたので
少しやり取りをしているうちに
皆さんの身体への意識の高さや
向上されていくことへの並々ならぬモチベーションを
強く感じましたので、まもなく私の方で
内容も言葉遣いも、いわゆる限定や気遣いが解除されていきまして
結局は、自分の持つスキルやアイデアを総動員で
(アレクサンダーテクニーク以外に演技術や発声法や身体技法もご紹介しながら)
参加者の皆さんの望みに応えさせていただきました。
もともと参加者の皆さんには
「アレクサンダーテクニーク」ではなく
「ご自身の使い方」を学習しに来てくださいね、と伝えてありましたので
後半の実践ワークショップは特に盛り上がりましたし
皆さんがそれぞれに建設的なフィードバックをし合っていて
大変気持ちの良い学習の時空間を創造することができました。
本当にありがたいことです。
参加者の皆さんのプライバシーに触れない程度に
今回の金沢でのグループレッスンで取り上げられたトピックを
以下に、ご紹介させていただきます。
◎「アレクサンダーテクニーク」と「アレクサンダーの発見」の違い
◎ブレイクスルーをサポートするアレクサンダーテクニークの7つのスキル
◎なぜ倉持は「アレクサンダーテクニーク」ではなく「私テクニーク」にこだわるのか?
◎パフォーマンスをサポートする4つのステップと、そこにおけるアレクサンダーテクニークの立ち位置について
◎ヨガのアーサナをするときは「ちょっと静まる」ことと「最初から丁寧に手順を踏むこと」がとっても大切。
◎「脚を出す」を「脚を膝から出す」と変えたら可動域が変わった。
◎読み聞かせがガラリと変わっていく、聞く人を引き付けるようになるコツ。
◎発声や滑舌や表現術を学ばなくてもプレゼンで説得力を持たせられるアイデア。
◎股関節の位置を正しく認識するだけで坐骨神経痛があっという間に消える。
◎一つの癖が、その人の生活全てに影響している…ことの実感。
◎正しい手順で正座をすれば脚は痛くなくなっていく。
◎足首が痛かったのはかかとを忘れていたから?!
◎お膝まっすぐをやめたら、歩くたびに骨が鳴っていた音が消えた。
◎なぜ「歩き方」を考えながら歩いてはいけないのか?
◎頭、肋骨、骨盤の関係性が変わると存在感と魅きつけ力が増す理由。
◎足首が動けると会話がますます弾み出す。
◎ストレッチをする際、どこどこを「伸ばす」と考えてはいけない!?
◎肩こりにサヨナラできる簡単体操。
◎なぜか右半身だけが固まってしまう?その驚くべき意外な理由とは!
◎滑舌トレーニング不要!?頭と脊椎の関係性が変われば喋りも声も変わっていく。
以上、終日ワークショップの一部ですが、ご紹介させていただきました。
どなたにも、いつまでも役立つアイデアから
その方だけに効果的、一定期間内は効果的なアイデアまで様々ですが
どれも、前半のレクチャーでお話しさせていただいた
「7つのスキル」の基本をしっかり押さえておけば
ご自身で学習を発展させていけるものばかりです。
終了後
幾人かの方から、
「再びの開催を」というお声もいただきました。
・・・これが何よりもうれしいんです! (^^)
わたくしの提供するレッスンで
少しでも多くの方々が
これまでより自分を好きになり
自分を信じられて
心身ともにゆたかな人生を送られる・・・
ささやかな活動ではありますが
こういったご縁が
その一つのきっかけとなれば
このうえない喜びです。
また、金沢の皆さんとセッションできますことを希望して
そして、新しいご縁も望みながら
この雑記を終わります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
うごき先生こと
倉持一裕(くらもちかずひろ)
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