時に、こう前置きしながら
生徒さんの望みを叶えるために
レッスンのなかで
アレクサンダー・テクニックではない
アイデアを提案することがあります。
これは、
わたしの場合は大抵が演技の経験から学んだ
表現やコミュニケーションを助ける数多くのアイデアです。
もちろん、人から伝え聞いたり、
わたしがボディシンキングと呼んでいる
簡単な解剖学的な情報も実はこのなかに含まれます。
からだを使うときのイメージの使い方などは
やはり俳優の役作りからのヒントが多々あります。
その都度、功を奏することも
また、有効でないこともあります。
有効な場合は
ただアレクサンダー・テクニックだけを使うよりも
手っ取り早く効果が見えることもあります。
ですが…
ここには少しばかり注意が必要です。
表出した問題には大抵
「その人の習慣的な自分の使い方」という原因があります。
もし、
そのアレクサンダー・テクニックじゃないアイデアが
その表出した部分の状態だけを解決しようとするものならば
その都度、功を奏することも
また、有効でないこともあります。
有効な場合は
ただアレクサンダー・テクニックだけを使うよりも
手っ取り早く効果が見えることもあります。
ですが…
ここには少しばかり注意が必要です。
表出した問題には大抵
「その人の習慣的な自分の使い方」という原因があります。
もし、
そのアレクサンダー・テクニックじゃないアイデアが
その表出した部分の状態だけを解決しようとするものならば
たとえ、一見そこに良い変化が見られたとしても
その問題を生み出した元となる
望ましくない「習慣」はそのままなので
その問題を生み出した元となる
望ましくない「習慣」はそのままなので
根本的には何も解決されないままです。
しばらくのちに、再びそれは同じかたちで表出するか
または別のかたちで
ときにはより大きな問題となって
表に現れてくることがしばしばあります。
アレクサンダー・テクニックは
常にそれを使う人の「全体」に働きかけます。
例えば、癖を取り除くならば
一つの癖ではなく
その人のもつ幾つもの癖にも同時に影響を及ぼします。
なぜなら、
すべてが関連しあって・・・出来ているからです。
例えば、生活習慣により引き起こされた病気は
表面化した症状だけを外的に治療をしたとしても
その習慣が改善されないかぎり完治したとは言えないでしょう。
これはこのままで、こっちだけ治したい。
これは残して、あれだけを取除きたい。
と思っても、人間有機体は不可分な存在で
部分だけの改善・変容は無理なことなのかもしれません。
部分だけの改善・変容は無理なことなのかもしれません。
アレクサンダー・テクニックは
人間のからだのシステムの中央制御室のようなところに働きかけます。
ですから、結果として認識出来る状態の変化が現れるまで
タイムラグがあることもありますので
時には変化は見えづらく感じることもあります。
しかし、時には大変大きなダイナミックな変化が現れることも少なくありません。
システムの元が改善されるからです。
ただ、
じゃあ、 その
じゃあ、
レッスンで提案される
部分的な小技アイデアはまったく役に立たないかというとそう ではありません。
どうか、ご心配なく。
わたしはそのアイデアを提案し実践してもらうときにも
必ずアレクサンダー・
リードさせていただいてます。
そうすることで
アレクサンダーじゃないアイデアが
部分的な…一時的な…改善をもたらすものでなく
全体に含まれた、統合されたなかで
コーディネーションのもと
働きはじめることになるからです。
同じようにみなさんもご自分の発見した
伝え聞いたアイデアをたくさんレッスンに持ち込んでみてください。
他の人はうまくいくらしいのに
自分だけが功を奏しない、なんていうのも大歓迎です。
裏技
小技
秘伝
専門スキル
おばあちゃんの知恵
TVでやってたあの体操
…どれも大歓迎です。
それがアレクサンダー・テクニックとともに
すなわち
あなたの全体のコーディネーションとともに成されたら
それはどんな結果を及ぼすでしょうか?
ただそれだけをやったときと比べて
アレクサンダー・テクニックとともになされた
その技や術のは効果はどう変わるでしょうか?
ぜひ一度お試しください。
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